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2012年10月13日   

新しい椅子作り

重ねられて、座面が編まれている椅子を作っています。重ねるという構造上、強度を出すのが難しいのですが、幕板の形状や大きさで工夫してみました。

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まずは立体図を描いて、スタイルの確認。

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CADでの3D描画は、平面図以上に色々なことが分かって便利です。

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特に今回は、スタッキング(重ねる)が実際に可能かどうか検証できたので助かりました。

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カメラ: iPad

これは、背の曲率が異なる試作。どちらのカーブが良いか、事前に試してもらえるように作りました。加工治具などもこの段階で準備。

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カメラ: iPad

試用するにも、座面がないと座れませんので、ちゃんと編み上げました。張り具合のテストも兼ねています。

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そして今回は、カーブが急な方の背もたれで、材はチークと決定。このように仕上げを始めると、途端に色が濃くなり、雰囲気が一変します。

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カメラ: iPad

各部材の加工を始めます。これは後ろ脚の成形準備の様子。今回は木目に合わせて、通常の左回りと右回転も使いますので入念な準備が必要です。大きな径の刃物が超高速で回るので油断できませんが、うまくいけば滑らかな加工面を得られます。(注:大ざっぱな荒取りになっていますが、実際はもう少し切り落とし、切削量を減らしておきます)

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綺麗な部分を選べるようにと、材を多めに確保しました。たくさんあるので、どんどん加工しましょう