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スウェーデン木工留学記
ストックホルム編
2009.09.30
第76回 スウェーデンのアミューズメントパーク
こんにちは!ストックホルムの須藤です。今回はいつもと趣向を変えて、アミューズメントパークを紹介します。ちょっと新鮮な驚きがあるかもしれません。
ストックホルム市内から徒歩やバスで来ることができますが、せっかくだから舟に乗ってTivoli Gröna Lundへやって来ました。。チボリというのは「遊園地」を意味する言葉。デンマークのCopenhagenにあるチボリ公園(世界中にある遊園地の元祖と言われています)をイメージしてしまうのですが、中身は随分と違います。コペンハーゲンのチボリはストックホルムと比べるとかなり素朴な感じだからです。 |
園内に入場してすぐのエリアは、射的などの小さな店が並んでいます。 |
ここだけを見るとコペンハーゲンのチボリ公園の雰囲気を思い出します。 |
街灯が可愛いですね。 |
このアーケードにも、屋台のような店が並んでいます。 |
結構難しそうです。 |
実在のタクシー会社のデザインが施されています。スポンサーなのかもしれません。 |
ちょっと奥へ行くとジェットコースターが出現します。普通のコースターに見えますが、僕の知っている数少ない知識の中では、 |
派手に頭上を飛び回るコースターなんて初めてです(笑)。 |
この日は晴天に恵まれました。背景の青空が本当に綺麗です。 |
アトラクション名はKvasten。ほうきを意味する言葉です。魔女のほうきをイメージしているのでしょうね。待ち時間は15分くらいかな。 |
一瞬だけ頭上をかすめるとかではなく、かなり大胆にコースがレイアウトされています。 |
靴などが落ちてこないか心配になります(笑)。 |
これは朝一番の開場直後なので、まだ人出の少ない時間ですが、 |
昼時などは真下をたくさんの人が行き交っているはず。この絵はすごいと思うのだけど、どうでしょう? スピードも高低差も富士急ハイランドのアトラクションなどと比べたら大したことありませんが、狭い園内にコースが大胆にレイアウトされていて迫力満点です(事故時の心配は別としても)。 |
コースターのデザインや色遣いも悪くありませんね。 |
地面もただの舗装ではなく、芝なのが綺麗です。 |
遊園地の敷地はけっして広くはないのですが、一通りの物が揃っています。フリーフォールや、逆にうち上がるカタパルトなども。街を眺められるので、景色は良さそうです。 |
ジェットコースターよりきつそうなのがこれ。気持ち悪くなりそうなので、僕は乗れません(笑)。 |
この遊園地の特徴は、隣のアトラクションが近いこと。乗っている本人は分からないだろうけど、結構な迫力。 |
ちょっと内装が面白いので撮ってみました。 |
遊園地の定番遊具といえば回転ブランコ。ここストックホルムのGröna Lund遊園地の回転ブランコは、なかなか綺麗なんです。 |
景色が良い!浮遊しているみたいにも見えますね。 でも、鎖がちぎれたら、水の中へ落ちそうだ。 |
すぐ横にあるカフェで休憩。真後ろではグルグル回っていて変な感じ(笑)。 |
ボート(市内からの渡し船)から見るとこんな感じ。やっぱり水の中に落ちますね。 |
今シーズン(営業は夏季の4ヶ月ちょっとだけ)からの新アトラクションInsane。 |
7億円もの費用をかけたという新型アトラクションの名前は、そのものずばり「INSANE」。狂気とか、正気じゃないという意味です。 |
座席を支える主軸を中心にクルクルと回ります。。。乗車毎に、動きが変わる(おそらく重量バランスによって、動きに差が出る)というのが売り文句。 |
前後に座っている者のバランス次第では、スタート時の巻き上げ上昇中でもフラフラとしています。 |
おおっー、真上を向きながらのこの動きは怖いっ(もちろん、真下を向いていても怖い)。 |
動きが全く予測できないそうですよ。富士急ハイランドの「ええじゃないか」とか、アメリカにあるSixflags MagicMountainの「X」に似ていますが、高速走行をするそれらと比べて、これは乗車スタイルも違って、細かな動きをするようです。敷地の関係で決まったデザインなんでしょうね。 |
ちゃんと子供向けのエリアがあり、小さな子供が楽しめる設備も揃っています。ここの遊具たちが可愛いんです。 |
定番の回転木馬メリーゴーラウンド。 |
僕のこども達は、初めて乗ったのですがこの笑顔。馬、キリンやライオンは分かるけど、豚さんまでいて面白かった(背後に少し見えています)。 |
ジェットコースター「テントウムシ」。パパ、ママと一緒に乗っています。 |
レール上を自動で走っていく車。車種はシボレーです。 |
お子様向けのフリーフォール。落ちるだけではなく、上下もする。 |
一番可愛いのがこれかも。園内唯一の観覧車です(笑)。 |
日本の遊園地の雰囲気とは随分と違いますが、いかがでしたか。特に木々などの緑が近くにあるのが良いなと思いました。スペック的にはそれほど強力ではないアトラクションばかりですが、気軽に楽しめる素敵な場所だと思います。
木工留学記
ストックホルム編
カペラゴーデンの終わり頃と、ストックホルムのマルムステンCTDでの事柄が中心です。2003年からJDN(ジャパン デザイン ネット)上で7年間、連載していましたので読み応えがあります。
本になりました!
スウェーデンで家具職人になる!
税込み価格1890円
須藤 生著 早川書房発行
ISBN 978-4-15-208925-0
当サイト上に掲載している内容などを新たにまとめ直し、さらには書き下ろし記事もたくさん追加しています。写真だけではなく、図面なども豊富に盛り込んでいます。興味深い内容になっていると思いますので、ぜひご覧ください!